【福祉のカタチ】とある高校生が見据える未来
野菜作りから芽生えた探求心

都城市では様々な人がより良い地域づくりのために、日々活動しています。
それは初めから地域のために活動していた人に限りません。
個人の関心が人と人を繋ぎ、それが大きなネットワークとなっていく。
今回は周囲から敬意を込めて「変人」と呼ばれる、とある高校生を取材いたしました。
現在に至るまでの経緯を教えてください!
元々は神奈川県の川崎市出身で、都城市に移住してきました。
最初は母とアパートのベランダでプランターを使ってキュウリを育てる程度でした。しかし祖父母の家が空き家となって引っ越した際、偶然にも祖父母の家に畑があって、そこから野菜づくりに関心を持ちました。
最初はマルチ(農業用のビニールシート)を使っていましたが、有機栽培にも興味を持ちました。全く知識がなかったので本を読んだり、地元の農家さんに質問したり、試行錯誤を繰り返しました。そうした取り組みの中で ”野菜が畑を作る” ということに気がつきました。
連鎖する「畑 × ニワトリ」
有機栽培を続ける中で、素敵な出会いがありました。
知り合いからの紹介を受けて、「しょうご農園 」に”和卵”という卵を買いに行った際、「仲間外れにされているニワトリがいるから保護してほしい」といったお話をいただき、1羽のニワトリを連れて帰ることになりました。時折、畑を散歩させていると、畑に生えた雑草を食べて土を耕してくれている、と新たな発見がありました。更に、家から出る生ごみを餌として食べてくれます。
雑草や生ごみが美味しい卵に変わる


発見はそれだけではありませんでした。まだ仮説ですが、ニワトリのフンが酸性とアルカリ性を中和させる良質な肥料となっているのではないかと考えています。畑の中でもニワトリが草を食べた周辺だけが野菜の発育がいいのです。
つまり「資源の連鎖」が行われていると言えます。
繋がりが生んだ「福祉のカタチ」
有機栽培で農家の方と繋がり、次に農園と連鎖的に繋がっていく。
高校生が生み出したネットワークは、気づけば地域へと広がりを見せています。
生ごみや雑草が卵になるという「資源の連鎖」が、最終的には農業に携わる方々との「人の連鎖」に繋がる。


野菜作りから芽生えた探究心はニワトリの飼育を通して「動物福祉」という分野にも向くようになりました。
次回は、北郷さんが取り組まれている活動や動物福祉の視点についてお話を伺います!

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