真吾のTOKYO奮闘記(令和6年8月号)
「みんなが主役ですすめる福祉教育」
下德 真吾(したとく しんご)
令和5年4月から2年間、東京の全国社会福祉協議会 地域福祉部に出向中。
「みんなが主役ですすめる福祉教育」
灼熱の8月突入。水分・塩分を摂っていますか?畔払いをするときは、ぜひ早朝の涼しい時間帯に!そんななか、お盆の時期は、普段会えない親戚や友人と過ごす方がたも多いのではないでしょうか。毎年この時期は、以前出逢った「帰省ラッシュは、親を思う子どもたちの行列」という言葉を思い出して、心が穏やかになっています。
さて、今年担当をしている「福祉教育」。福祉教育を推進される全国各地の方がたが参加する研修会(今月7日)に向けて、講師を務める教員や社協職員、施設職員などと話しあいを重ねて参りました。そこであらためて福祉教育は学校や社協だけでなく、さまざまな方と一緒に創り上げていくものだと学んでいます。福祉教育と聞くと、学校での障がい者や高齢者の疑似体験をイメージされる方も多いのではないでしょうか。もちろん、当事者理解のためには大切な体験です。
しかし、そこからどのように発展させていくのかが重要で地域で共に生きるためには何が必要かをみんなで考え、実践していくことがカギです。また、福祉教育は子どもたちのみが対象ではなく、住民同士で学び合うことも大切です。そのためにも、地区社協、民生委員・児童委員、施設法人、生活支援コーディネーター、ボランティア、学校、企業、医療、障がい当事者の方などみんなで力を合わせていきましょう。
と、書きましたが「言うは易く行うは難し」ですよね。まずは、誰もが自分らしく暮らせる地域づくりに向けて、子どもから大人まで、みんなで自分たちの地域について思いを話してみませんか。それでは、次回は食欲、芸術、読書、スポーツの秋!10月にお会いしましょう!
下德 真吾(したとく しんご)
令和5年4月から2年間、東京の全国社会福祉協議会 地域福祉部に出向中。
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