【祝吉】「茶ってぃサロン」20周年!(子育てサロン)
今年で設立20周年を迎える「茶ってぃサロン」(子育てサロン)。毎月第3火曜日に季節の行事を取り入れたプログラムで、子育て中のお母さんたちがホッとする時間と空間を提供しています。
ピンク色のエプロン姿の男性陣。微笑ましいギャップで、参加者を駐車場で優しく出迎えます(笑)
訪れたこの日は、七夕の飾りつけでした。親子で折り紙の飾りを作ったり、短冊に願いごとを書いて笹の葉に結びつけました。なかには「宝くじが当たりますように!」のような現実的な願いもチラホラと(笑)
都城市内全域の方が参加可能です。事前予約も不要ですので、参加希望の方は気軽に訪ねてみてはいかがでしょうか。
「茶ってぃサロン」をキッカケは
20年前に、祝吉地区で児童が虐待されて死亡した事件があり、当時の設立メンバーが「何とかしなきゃ!」と立ち上がりました。母親が一人で子育てしないように、安心できる居場所を作りたい。そんな想いから、当時参加していたお母さんが「お茶+チャット(おしゃべり)」で「茶ってぃサロン」と名づけてくれました。
開設当時は「子育てサロン」そのものが珍しく、都城市内唯一だったということもあり、口コミで徐々に参加者は増えていきました。
続けて良かったと思えるエピソードは
かつての参加者が、引っ越した先から「茶ってぃサロン」への想いが詰まった手紙をくれたこともありました。皆さん涙が出るほど嬉しかったと語ってくださいました。
「人のためではなく、結局は自分のためにやっているのよ!」とスタッフの皆さんは大声で笑います。月に1回若いお母さんや子どもたちに会えるのが心の底から楽しみでしょうがない様子が伝わってきました。
これからの夢は
コロナ禍で取りやめている「茶ってぃタイム」を復活させたい。コロナ以前は、当日のプログラム終了後に、30分程度お茶を飲みながら参加者同士が語りあう時間を設けていましたが、乳幼児への感染を防ぐために、現在も中断しています。「茶ってぃサロン」の代名詞でもあるお茶を飲みながら交流を深められる日を、皆さん心待ちにしています。
そして、「できるだけ長く続けていきたい。」これまでと変わりなく、月1回のペースでコツコツ続けていく。これまでの20年の道のりを思い出しながら、これから数十年先の「茶ってぃサロン」を思い描いている皆さんの表情が輝いて見えました。
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