【現場の声】20代、民生委員やってます!(令和8年5月号)
20代で民生委員に ―若い世代だからこそできる地域とのつながり―

地域住民の身近な相談役として活動する民生委員・児童委員(以下、民生委員という)。
都城市社会福祉協議会の職員が20代という若さで民生委員に就任いたしました。
今回はそんな職員に就任までの経緯や今後の目標ついて聞きました。
民生委員になったきっかけを教えてください!
民生委員になったきっかけは、上司から声をかけられたことでした。
その場では「いいですよ」と引き受けたものの、後になって「仕事と生活の両立ができるだろうか」という不安も抱きました。
それでも、もともと民生委員の活動に関心があったこともあり、地域のために役立ちたいという思いから活動を始めました。
現在は個人宅への訪問、定例会や友愛ネットへの参加、若年性認知症本人交流会への関わりなど幅広い活動に取り組んでいます。
また、行政や地域包括支援センターとの連絡調整など、地域とサービスを繋げる役割も担っています。
活動を通して気づいたのは、個別訪問のような一対一の場よりも、サロン活動のような集まりの場の方が住民のニーズを引き出しやすいという点です。人と人が自然につながる場だからこそ、本音や困りごとが見えやすいのかもしれません。
―若さを力に、地域に根ざす―
入職をきっかけに都城市に引っ越してきたので、地域住民との面識はまだ浅いのが現状です。
民生委員として重要となるのは地域住民との信頼関係の構築であり、その基盤づくりが今後の大きな課題だと感じています。同年代で民生委員活動をされている方が少ないという実情もあり、個人宅を訪問する際に「詐欺と間違われないだろうか」と不安な気持ちになります。そのため、積極的に地区へと足を運ぶことで地域住民との接点を増やし、顔を合わせる機会を重ねることで少しずつ関係性を築いていきたいです。

一方で、若い世代ならではの強みもあると実感する時があります。パソコンやスマートフォンの基本操作に慣れているため、情報の整理や連絡手段の効率化といった面で、従来の活動に新たな工夫を取り入れています。必要な場面で関係機関や担当者へ迅速な情報共有を行うなど、日々の業務をスムーズに進めるための手段として生かされていると実感する機会があります。
今後への思いを教えてください!
20代ということで多くの方から期待の言葉をかけていただいています。まだ未熟な部分はありますが、地域には長年にわたり活動を続けてこられた先輩方がいて、その先輩方の積み重ねが ”今” の地域の信頼関係につながっていると感じています。
先輩たちの姿勢を学びながら、一歩一歩、地域に寄り添った活動を続けていきたいです。
民生委員としてだけでなく、社協職員として「行政以外にも相談できる場所がある」ことを地域に発信していきたいとも考えています。また、自分をきっかけに若い人が地域活動に関わるようになってくれたら嬉しいです。

若い力が地域に新しい風を吹き込みながら、人と人とのつながりを育んでいく。
そんなこれからの活躍がますます期待されます

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