【横市】都城西中学校ボランティアサークル「さくらの森」
案内された校長室横の応接室で取材班が待っていると、「こんにちはー!こんにちはー!」と、都城西中学校ボランティアサークル「さくらの森」運営メンバーの皆さんが元気よく入ってきました。現在は2、3年生だけなので、1年生メンバーを募集中だそうです。企画や活動の中心は運営メンバーが担っていますが、基本的には西中生徒全員が「さくらの森」メンバーという位置づけです。あえて部活ではなくサークルという形にして、誰でもいつでも自主的に参加できるのが「さくらの森」の魅力です。
毎週火曜日の放課後は「西中美化デー」で校内の清掃。ゼロの付く日にゴミを拾いながら登校する「ゴミゼロ運動」。どちらも全校生徒にも呼びかけて行います。その他にも運営メンバーは火曜日と木曜日にミーティングを重ねて、自分たちが校内でできることを企画して実行しています。花植えや花壇の手入れ、学内掲示ポスターの貼り替え、手指消毒液の補充など、西中の日常生活を支える活動を地道に続けています。
地域の方や、先生からの呼びかけに応じて、地域の祭りやクリスマス会などのイベントにボランティアとして参加することもあります。横市まちづくり協議会主催の「横市ウォーク」に参加した生徒の一人は、「地域住民の方と交流できることが嬉しいです!」と、心から活動を楽しんでいる様子でした。
今後は、過去に先輩たちも行っていた野良猫の保護に関する活動にもチャレンジしていきたいそうです。のらゼロ都城さんとも連携して捕獲機の製作なども見据えています。メンバーの小さな一歩が、少しずつ地域社会とつながり始めており、先輩から後輩へとボランティア精神が引き継がれている様子がとても頼もしく感じられました。
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