【沖水】2週間に1度の買い物移動支援「沖水地区社協」と「恵寿苑」のコラボが実現!
沖水地区社会福祉協議会では、令和6年1月から2週間に1度、買い物移動支援を行っています。利用者から毎回いただいている負担金100円は貯めておいて、すべて都城市の赤い羽根共同募金に寄付しています。
始まった経緯や、現在の状況などを関係者の方がたにお話を伺いました。
令和4年度に行われた地域住民と福祉施設の意見交換会で買い物移動支援を行うことを決定しました。その後アンケート調査や支援協議を重ね、令和6年1月から2週間に1回開催することを決定しました。
利用者との連絡や広報などの事務は、沖水地区社協と都城市社協職員の沖水地区担当者が担い、移動に必要な送迎車とドライバーは、社会福祉社会福祉法人恵愛会 高齢者総合福祉施設 恵寿苑 に担当をお願いしています。
恵寿苑の川﨑さんは「社会福祉法人として地域に何か貢献できればと考えていたところでしたので、法人が所有する車を活かして地域貢献できる買い物移動支援は、私たちにとって最適の企画でした。」
続けて藤井さんは「単なる移動支援ではなくて、利用者の安否確認にもなりますし、日常生活の困りごとをなどを聞いて適切な支援につなげられる貴重な機会にもなっています。」
利用者からは、「毎週タクシー(往復1,400円程)で買い物に行っていたため、とてもありがたい。お米も買うことができ、助かりました」「自分のほしいものを買えたり、直接見て選んだりできることはとても嬉しい。2週間に1回の楽しみで、車内での会話も弾みます。」といった嬉しい声が絶えません。
「沖水地区の他の社会福祉法人にも呼びかけて送迎車を増やすことで、利用者増加につなげたい。」と沖水地区社協の畑中会長は抱負を語りつつも、「利用者が増えると事務局の体制が追いつかないかもしれない。」と、SC(生活支援コーディネーター)の島田さんは複雑な心境も覗かせます。
地域住民と福祉施設の意見交換から生まれた理想的な地域コラボ事業。お互いの強みを活かすことで、無理をしすぎない新しいカタチの協働を発見することができました。沖水地区以外にもぜひ広まってほしい事業だと感じました。
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