【活動内容】
吉之元小学校は、現在全校生徒が9名しかいない現状にあります。昨年度創立150周年を迎えましたが、このまま生徒がいなくなれば、学校は廃校に追い込まれてしまう可能性も…。学校がなくなれば、きっと地域も元気がなくなってしまう…。そんな危機感をきっかけに、今年度から、学校に移住者を呼び込むことを目的として、SNSを使って吉之元小学校の良さを発信する「トモダチふやそうプロジェクト」を開始しました。YouTubeやInstagramに、学校行事や学校の様子の動画を投稿することで吉之元の良さを世界中に発信しており、再生回数の多い動画は2,500回を超えるものもあります。
地域住民にとっても学校の様子を知る貴重な場として機能しており、この動画を見るためにInstagramを始めたという高齢者も多数います。これまでは、学校に行かなければ知れなかった学校の状況も自宅で見ることができる事を非常に喜ばれているそうです。このプロジェクトが、地域と学校をつなぐ新たな架け橋となっています。
寺子屋サロンボランティア参加
各自治公民館へ出向き清掃活動
【活動内容】
『奉仕~より住みたいと思える町にするには~』という、生徒会でのテーマを掲げ、生徒主体での地域との活動を展開。活動の内容として、総合学習の時間に自分たちで地域のためにできることを考え、自治公民館の掃除を実施することや幼稚園や小学校へ出向き、楽しんでもらえることを企画し、実践を行っています。その他にもハザードマップの作成、PR動画の作成、志和池地区の良いところを探し、パンフレット作成も行い地区公民館を通じて地域住民へ配布しているそうです。
また、今年度まちづくり協議会主催で行われた夏休み学習支援では、120名以上の生徒がボランティアとして参加するなど、地域の活動にも積極的に協力しています。
その他、地域とのつながりとして、長年実施している民生委員・児童委員との茶摘み活動や、今年で3年目になる南九州駅伝前の清掃ボランティア活動等を行っています。
駅構内全体の清掃の様子
毎回、100名越えの生徒が参加(今年度はインフルエンザ予防のため80名ほど)。時間は駅利用者の邪魔にならない時間帯(14:00~15:30)で実施。限られた時間での広範囲の作業であり、綿密な事前準備・計画を生徒主体で行っています。社会性の高い取り組みであり、その評判から協力者も増え、今後の発展に期待をもてます。
●家庭クラブ主催「都城駅清掃ボランティア」
3年前からの取り組みで、駅が鳩の糞やゴミで非常に汚れた状態であり、どうにかできないかと始まった活動。駅としても職員が少ないため、環境整備までは行えない状況であったとのことで、生徒100名以上の参加のもと、駅の利用者の邪魔にならない時間帯で、企画準備を綿密に行い実施。取り組みが評価され、清掃にかかる資材の助成(JR吉都線利用促進協議会)を得たり、JR大使の田代剛氏(元・MRTアナウンサー)も初めて清掃に参加したりしました。活動が地域や社会の共感を得て協力者・参加者の増加につながっています。
●資源再利用・再活用による持続可能な社会づくり啓発
廃傘の材料を使ったエコバッグの作成。学生が縫製を行い加工しています。今後、販売し益金を寄付する計画があります。
●身近な地域の防災への啓発、ワークショップ
地域まちあるきを行い、危険個所等をまとめパネル展示で文化祭の機会等で情報を発信。また、「組紐」のワークショップを行い、あわせて災害に備えの準備物などの情報も住民に発信。「組紐」づくりは、関係者に広めていきたいとのことです。
●その他
外部からのボランティア依頼が多数あります。各回、数十名の生徒参加しています。(沖水川の清掃作業、御池青少年自然の家でのボランティア他)
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